地球征服を企む悪のオヒュヒュ星人。
『オヒュオヒュヒュヒュ。ワタシハ オヒュヒュ星人。 チキュウヲ シンリャクニ キタゾ。』
なに。ついに頭がおかしくなったの?
何か悪いものでも食べたんですかね?(^^;)
何だお前ら失礼な!Σ(゜Д゜#)
俺はこのゲームのオープニングに声を当てていただけだぞ!
『このゲーム』。
このゲームって…、『ちびまる子ちゃん』じゃない! どうしてちびまる子ちゃんにそんな何とか星人が出てくるのよ。 そんな漫画じゃないでしょ!
それは…エンディングのネタ晴らしになるから詳しくは言えないが、オープニングでまる子が昼寝してたことから察して欲しい。
居間でのんきに寝ているまる子。
ああ、夢オチなのね。
あっさりエンディングのネタが割れちゃいました!Σ(゜Д゜;)
オヒュヒュ星人は別に取って付けたように出したキャラじゃないぞ。 原作りぼんコミックス版の3巻にちゃんと登場しているんだ。
3巻表紙。
そうだったかしら?覚えてないわあ(^^;)
確かに出てはいますけど、本編ではなく併録されているエッセイ漫画『ももこのほのぼの劇場』の一編『盲腸の朝』での登場でしたね。
オヒュヒュ星人初登場のシーン。
じゃあ『ちびまる子ちゃん』のキャラじゃないじゃない(^^;)
いや、それがな。そのエピソードはアニメ1期の第16話Aパート『まる子 盲腸になる』にてまる子のものに置き換えられたんだ。 よって立派な原作キャラに転身を果たしている。
そうでしたっけ。 そういえばアニメの初期エピソードにはわりとエッセイからの流用も多かった気がします。
人間の体に盲腸を仕掛けた宇宙人がいるのでは…という妄想から生まれたキャラクターだが、 ある意味である意味で一番まる子を苦しめたとも言え、敵役としては案外相応しい人選なのかもしれない。
平時の夢にまで見るくらい印象に残ってるんだもんね。
捕らわれのたまちゃん。
オヒュヒュ星人はまる子の友達を攫ってしまった。 助けるにはオヒュヒュ星人の出題するクイズに答えなくてはならない。
3分間に10問出題されるので、そのうち8問に正解すればいいんですね。
それを15ステージもクリアしなきゃなんないのね。 ノルマが高いわ(^^;)
本作は単なるクイズゲームではない。 一風変わったシステムを積んでいるんだ。とりあえず下の画面を見てもらいたい。
大ジャンプからの踏み付け攻撃。
帽子から星を出して攻撃することもできる。
これがクイズゲームなんですか? どちらかというとアクションっぽいような画面ですけど。
その通り。このゲームは2Dアクションとクイズを融合したものなんだ。 クイズは4択となっており、右上にある選択肢の色が4体のオヒュヒュ星人に対応している。 正解だと思う色のオヒュヒュ星人を倒すと玉を落とすから、それを↓キーで拾うと回答したことになる仕組みだ。
へー?なんか画期的そう。
オヒュヒュ星人と可愛い動物たちにボコボコにされるまる子。
ちょっとこれ!難しいわよ!?Σ(゜Д゜;)
クイズなんて歯牙にもかけないくらいアクションが厳しいわ!
オヒュヒュ星人は4人がかりで襲ってくるし、何故か鳥や猫たち小動物まで邪魔するし!
こちらがダメージを受けたら一定時間操作不能になるのはともかく、その後の無敵時間が短くて敵に囲まれた状態では為す術がなくなることも多いです。 オヒュヒュ星人よりも小動物達の方が厄介ですね。動きが早いし小さいから倒しにくいですよ。(^^;)
まる子の動きが機敏ではないから、やられながら押し切る形になるんだよな。 簡単なうちはいいが、難しいステージになると正解のオヒュヒュ星人を狙うというよりあたりかまわず倒して、正解なら玉を拾うというスタイルになりがちだ。
動かせない時間が多いのが結構ストレスになるのよね(´Д`;) 答えがわかってるのに答えられないもどかしさったらないわ!
4つのコースから選ぼう。
ゲーム開始時に難易度を選ぶことができる。 かんたん、ミドル、ハードの順にクイズもアクションも難しくなっていくぞ。
私、ハードのアクションに耐えられる気がしないんだけど(´Д`;)
ハードでは敵は増えるだけでなく素早さも大きく上がっているからな。 一筋縄ではいかないだろう。是非もなしだ。
この『まる子コース』というのは?
原作にちなんだ問題が出題されるコースだな。 アクションも比較的簡単になっているし、ゲームがあまり得意じゃない原作ファン向けのコースと言っていい。
なるほどね、そのあたりの調整はうまいんじゃないかしら。 やっぱりこういうゲームを買う人は原作ファンでしょうし、そういう人がゲーム得意とは限らないもんね。
ファンならこういうカルトクイズには挑戦したくなりますよね。 このコースで自分のファン度を確かめてみましょう(^^)
どこまで答えられるかな。
たまちゃん救出。
ステージを3つクリアするとたまちゃんを助け出せるぞ。
あれ?全15ステージって言ってなかったっけ?
3ステージごとに別の友達が攫われてしまうんだよ(´Д`;) 2人目はプサディー、3人目は丸尾君、4人目は花輪君といった具合にな。
次々とオヒュヒュ星人の魔の手にかかる。
では最後の5人目は誰なんでしょう?
それがな…みぎわさんを攫うつもりだったらしいんだが、どうせ助けに来ないだろうからやめたらしい(´Д`;)
オチ担当。
それはまたひどいわね(^^;)
夢の中でそんな扱いをするなんて、まるちゃんは深層心理でみぎわさんを嫌っているんですかね(^^;)
なお、助ける相手もいないがステージはなぜか続く。 最終ステージだというのに待つ者がいないから達成感が少ないのは悲しいところだな(´Д`;)
それにしても最後までプレイするのはなかなかに疲れるわ(´Д`;) ずーっと同じステージ展開だから気分転換もできなくてストイックに集中しないといけないもの。 エンディングのネタも割れちゃってるし。
自虐的なナレーションまで入る。
製作側もその点は自覚していたのか、エンディングでは特別大サービスと銘打ったものが用意されている。
まだ電源を切らないでください。
うーん、期待していいんでしょうか(^^;)
…その実、まる子のお風呂シーンである。
おわり。
…最後までやってくれるわね。
これ、嬉しいですか?(^^;)
喜ぶ人もいないこともないかもしれないだろ…。
て言うかこのイラスト、どこかで見た気がするわ。それもごく最近…。
あ、私もです。本当についさっき見たばかりのような…?
3巻の表紙だわああああ!!Σ(゜Д゜;)
完全に一致。
ずいぶん3巻をフューチャーするゲームですね!?
Σ(^^;)
そこまでは気が付かなかったな…。
となると他にもこういうネタが仕込まれているのかもしれない。
コアなファンがいつか新たなネタを発見し全てを明らかにしてくれると嬉しい。
初稿:2020年7月23日
最終更新:----年--月--日