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2020年も好評のうちに幕を閉じたサンリオキャラクター大賞。グランプリを獲得したのは2年ぶり3度目の栄冠となるシナモロールでした。 というわけで今回は私の独断により、シナモロールのゲームをご紹介します（＾＾）
シナモロールってあれだろ。
子犬の…、白くて…、空を飛ぶ…。
なんでしどろもどろなのよ！Σ（゜Д゜;）
あんまり詳しくないんだよ…（´Д｀;）
それは主人公キャラクターのシナモンのことですね（＾＾;） シナモンは白い子犬で、大きな耳と青い瞳、そしてシナモンロールのようにくるくる巻いた形をしたしっぽが特徴なんです。
その耳を羽ばたかせると空をも飛べる。
生まれは遠い空の雲の上だけど、シナモンロールの匂いにつられて地上のカフェ・シナモンにやってきたのよ。 そこでカフェのお姉さんにシナモンという名前をもらって一緒に暮らすことになったのね。
シナモロールという名称は、このシナモンと友達の『シナモンフレンズ』達を含めた総称なんですよ。
そうだったのか…てっきり白い子犬（シナモン）の名前がシナモロールなんだと思っていたよ（´Д｀;）
シナモロールは2001年当時の流行だった癒し系の線を狙ってデザインされ、このキュートで愛らしいキャラクターは瞬く間に人気を得ました。
件のサンリオキャラクター大賞はちょうどキティの黄金期だったこともあってなかなかグランプリにはなれなかったけど、ずっと安定した順位を残していたわ。
近年の躍進は生誕15周年を迎えるにあたり展開された数々のアニバーサリーイベントが奏功した結果でしょう。 ピューロランドに新しくオープンした『ふわもこタウン』など、楽しい催しがてんこ盛りでした（＾＾）
サンリオの人気キャラクターはよく単独でゲーム化されるが、シナモロールもその例に倣ったわけだ。
ということで前置きが長くなりましたが、今回取り上げるのはゲームボーイアドバンス用ソフト、『シナモロール ここにいるよ』です（＾＾）
ゲームボーイアドバンスってことは、誕生からわりと早いうちに作られたゲームなのね。
そうですね、2003年の発売です。 シナモロールのゲームは多く作られていますが、いちばん初めにリリースされたものですね。
ゲーム化第一弾作品というわけか。記念碑的な作品だし避けては通れないものな。
実のところ、今回こちらを紹介しようと思ったのは他の理由もありまして…。 それは説明するよりゲームシステムを見ていただいた方が早いですね。
4枚に分割された動くイラストを正しく並べ直そう。
こうバラバラになった動くイラストを正しく並べ直しまして…。
ん？
え？
完成。
時間内に完成させたらクリアです（＾＾）
おいおいこいつは…。
『きね子』のシステムじゃない！Σ（゜Д゜;）
ええ、前回まで紹介していた『キネティックコネクション』シリーズと同様のルールを用いたパズルゲームなんです。 シリーズ終了後もこのように後の作品に影響を与えていることを見せたくて選んでみました（＾＾）
確かに、よく考えてみればこのシステムはどんなキャラクターゲームにも無理なく馴染ませることができる優れたものだ。 しかしこんなところで目にするとは驚いたな…。
本作は『ストーリーモード』と『フリーパズル』の2種類のゲームモードをプレイすることができます。 まずはストーリーモードについてご案内しましょう。
シナモン＆フレンズと楽しいかくれんぼ。
シナモンとその友達はかくれんぼで遊ぶことにしました。 プレイヤーは鬼役となり、ヒミツの扉の奥に隠れたみんなを探すことになります。
かくれんぼって言うけど、実際は誰を探しに行くのか選んでそのキャラのパズルを解く流れなのね。
探す順番は自由に選べる。
4ステージクリアで隠れていたキャラを発見できる。
選んだキャラのパズルを4つ解くと見つけた扱いになるのか。
彼らシナモン＆フレンズは本作発売当時に存在していた6キャラクターが全てきちんと出揃っています。 これもファンには嬉しいポイントですね。
6キャラもいるとなると、わりとステージ数のボリュームはありそうだな。
⇒ 
見つけたキャラはカフェの前に集合する。
細かいとこだけど、見つけたキャラはカフェの前に集まってだんだん賑やかになっていくのがいいわね。
4ステージクリアで隠れていたキャラを発見できる。
全員見つけることができたら、最終スペシャルステージが登場します。 どんなステージなのかは是非プレイして確かめてください（＾＾）
ところでパネル数が2×2って、だいぶ簡単じゃない？
適当にやっててもすぐにクリアできちゃいそうよ。
見た感じ、左右や上下の反転もなさそうだ。 さすがにこの難易度で最後まで行くことはないだろうが、そのあたりはどう調整されているんだ？
ストーリーモードを開始する際、レベル1〜3から難易度を選択することができます。 レベルによってパネルの分割数や制限時間、それとアイテムが変化するようになっていますね。
レベルは一度選んだら変更はできない。
アイテムなんてあるのか。
プレイ中にセレクトボタンを押すと、ヒントとして完成図を見ることができます。 左下のアイコンがハートなら無限に、青い花なら花の数だけこのヒントを見直すことができるというわけですね。
ヒントの見直し回数はアイコンに応じて。
低レベルだとハート、高レベルだと花が出てくるって感じかしら。 パネルの分割数は？
どのレベルでもステージが進むにつれて増えていくんですが、最初は2×2に始まり、次は4×4に、さらに高レベルだと8×8まで増えます。
驚異の64分割。
8×8！？Σ（゜Д゜;）
おいおい、キネティックコネクションより多いじゃないか！Σ（´Д｀;）
ハードスペックが向上したからこそ成しえたことですね。 確かに多く思えますが、本作には反転パネルはありませんし画面左上で正解パネルの残り枚数を教えてくれますので…。
ある程度適当に置いても正否がわかりやすいってことか。
それと、時折パズルの上を小鳥が飛ぶことがあります。 これはボーナスで、うまくAボタンでキャッチできるとその小鳥がいたラインの横一列が全て正解パネルに置き換えられるんですよ（＾＾）
わりと速く飛んでいるのでなかなか捕えにくい小鳥。
色んな形でヒントが用意されているのね。 8×8のインパクトには驚いたけど、見た目ほど難しいってわけじゃなさそう。
好きなシーンを何度でも。
そしてフリーパズルですが、こちらはストーリーモードでクリアしたステージを自由に遊ぶことができます。 パネルの数も自由に選べますし、このモードだけの特別ルールもありますよ。
『クロスチェンジ』ってやつ？
これは上下左右隣り合ったパネル同士だけ交換できるというルールなんです。
それだと、場合によっては正しく置いたパネルを崩さないといけない局面もでてきそうだな。
これが意外と頭を使うので、通常ルールで物足りなくなった人もそうじゃない人もぜひ試してみてほしいですね（＾＾）
しかし、人気キャラクターを使ったゲームとしてはかなり良くできているんじゃないか。
私はやっぱりシナモン＆フレンズのイラストやアニメがたくさん見られるのが嬉しかったわ。 画面を広く使った綺麗なビジュアルばっかり。いいファンサービスしてるわよ。
パズルゲームとして見ても、イラストが少しずつ完成していく様子が楽しくて集中してプレイしてしまう魅力があります。 ゲームシステムがわかりやすく操作性も良いため、ゲーム慣れしていない人にもおすすめですよ（＾＾）
こういうゲームはゲームファンよりもキャラクターのファンが購入することが多いからな。 簡単すぎるように思える2×2から高難度の8×8まで、難易度のレンジを広く取っているのもそのあたりを考慮してのことだろう。
サンリオキャラクター大賞で上位を取るということは老若男女に広く愛されているということです。 特定の層向けに絞ったりせず、文字通り誰もが遊べるゲームに仕立て上げた見事な作品でした（＾＾）
初稿：2020年7月4日
最終更新：----年--月--日
