さあて、今回はこのゲームを紹介していきましょう。 1982年にパソコンゲームとして人気を博した光栄のゴキブリ殲滅ゲーム『ホイホイ』のアレンジ移植版、その名も『ホイホイ ゲームボーイ版』です。
あたしがあれだけ虫嫌いって言ったのに、なんでよりによってそんなのをチョイスするのよ!(´Д`;) 急にお腹が痛くなってきたから悪いけどおうちに帰らせてもらうわあ!じゃね!ε=ε=┌(;゚д゚)┘ササッ
あっ待って!
肴倉流捕縄術(さかなくらりゅうとりなわじゅつ)、紅雀(べにすずめ)!!
嫌〜〜〜!!
説明しましょう。 肴倉流捕縄術は我が肴倉家に代々伝えられる縄術です。 紅雀は相手を長距離から捕縛する百発百中の技、私に背を向けて逃げることは叶わないと知ってください(^^)
遅れてすまん!(´Д`;)
…あれ?なんでみどりこがロープで吊るされてんだ?
あ、ピータンさん遅いですよ〜! もう始まっちゃってますよ。 今回はゲームボーイのゴキブリ退治ゲーム『ホイホイ ゲームボーイ版』です(^^)
ゴキは嫌あ〜〜〜(TДT;)
なんとなく、何があったのか分かった…(´Д`;)
超巨大ゴキブリを相手に、おやつを賭けた仁義なき戦いがはじまる。
仕切り直しになりますが、本作はおやつに群がるゴキブリを退治するターン制の詰めパズルゲームです。
以下の6つのコマンドを活用してゴキブリを全滅させるんだ。 コマンドはステージによって使える種類と数が決められているから、そこで頭を悩ませることになる。
『ショック』という単語が出てきたので解説しますね。 例として、下の画像のように2匹が縦に並んでいる状態で上のゴキブリをスリッパで叩いてみましょう。
ゴキブリが縦に2匹並んでいる状態から…。
スリッパで上のマスにいるゴキブリを叩く。すると。
下のマスにいるゴキブリはショックで左下方向に逃げ出す。(悪い例)
下にいるゴキブリはショックを受けて逃げてしまう。 しかもケーキのある方に誘導することになってしまい、これは最悪の一手だ(´Д`;)
良い例。
下側のゴキブリを先に攻撃すれば上側のゴキブリは上方向に逃げ、ケーキを守れます。 このように自分の行動がゴキブリに与える影響も考えて道筋を立てるのが面白いところですね。
こちらの動きに敏感なゴキブリをどのように追い込むか…。 現実のゴキブリ退治に似た攻防がゲームで再現されているというわけだ。
火炎放射でまとめて成敗。
さすがに現実で火炎放射器は使いませんけどね(^^;) でも、何匹ものゴキブリをまとめて焼き払うのはなかなか爽快です。 汚物は消毒だ〜(^^)
ゴキブリどころか家まで燃やすことになるから現実ではやるなよ?絶対やるなよ!(´Д`;)
ゴキブリを追い込む秘密兵器ホイホイ。
ステージ8にしてようやく初登場するのが、表題でもある『ホイホイ』だ。 ゴキブリをこの中に追い込むと捕獲することができるぞ。
ホイホイの使い方はちょっと特殊で、ステージが開始したらまず最初に置く場所を決めなければなりません。 コマンドの選択はその後になりますね。
このステージ8ではプレイヤーが壁に囲まれていて身動きが取れない。 ホイホイを使って捕えるしかないが、置く場所が問題だ。 まずはゴキブリの特性を覚えておく必要がある。
ゴキブリは向いてる方向にまっすぐ走ります。 また、壁にぶつかると右方向に向きを変えるんです。 これらの特性から導き出されるルートは…もうお分かりですね?
進行ルートを読んで罠を張れ。
ここだな。 ここに置けばゴキブリを捕らえることができる。 ゴキブリには他にも幾つか細かい特性があるからしっかり覚えておこうな。
何度も試行錯誤するのもいいですが、私はまず頭の中で作戦を練るタイプですね。 うまく一発でクリアできると達成感が強いです(^^)
ステージ数は100と豊富で、パスワードによる再開も可能。 中には似たようなステージもあるが、『その手があった』と唸らされるような問題も多く、詰めパズルとしての完成度は高いと思う。 これでゴキブリさえリアルじゃなきゃな…(´Д`;)
それだけでプレイヤーを限定しますもんね。 もう少しディフォルメしてくれたら広く受け入れられたと思うんですが。 ゴキブリがカサカサ逃げる様子はリアル過ぎて鳥肌立ちそうになりますもの(^^;)
まあ、ゴキブリが嫌いでなければ…そんな奴はあまりいないだろうが、この絵に耐えられるようであれば楽しめるだろう。 ところでさっきからみどりこが全く口を開かないんだが、また気絶でもしてるのか?
う…あ…あ…(||゜Д゜)~゜
いや、これはどうもロープが首に絡まって窒息しちゃってるみたいですね(^^;)
言ってる場合か!Σ(゜Д゜;)早くほどいてやれ!
まったく、ひどい目にあったわあ!
大丈夫か?(´Д`;)
虫が苦手だって言ってるのにゴキブリのゲームなんて持ってくるし、 縛られて窒息までさせられるし、さすがにヒドすぎるわよ!(゜Д゜#)
ロープのことはすみません(^^;) でも、このゲームを持ってきたのは理由があるんです。
理由〜?
はい、制作会社コーエーのプロデューサーであるシブサワ・コウさんが本作に寄せた文章があるのですが。
そうね、私もよ!(´Д`;)
これ、そんなに人気あったの?(´Д`;)
うむ、そうらしい。もとのジャンルはウォーシミュレーションゲームなので同じ物差しでは測れないが、 1983年10月には旺文社刊の『パソコンゲームランキングブック』にて1位を受賞したこともあるくらい内容面の評価も高かった。
みどりちゃんにも、このゲームを通じてゴキブリに立ち向かう勇気を身につけてもらいたいと思って…。
そう…もろみ…、あなた…。
笑ってるわ、口元が(´Д`;)
えっ!?(^^;)
相変わらず顔に出るな…(´Д`;) しかしこの文章を読んで思ったが、かつて成功したパソコン版をそのままの形ではなくてゲームボーイ向けに遊びやすいアレンジを施した手腕はやはり老舗の実力か、見事だよな。
かさねがさね、ゴキブリのデザインがリアル寄りすぎて、見た目で敬遠されてしまったのが残念です。 本当に面白いゲームなんですけど、ね
勝手に締めないで!
もろみは後で覚えてなさいよ(´Д`;)
初稿:2018年10月20日
最終更新:----年--月--日