◆ストーリー◆
その通信は突然だった。
「私は…、たすけ…、デデンの塔に…、とじこめられ…、…かもしれません…、お願い…」
とぎれとぎれの通信は、救助を求めるプリンセスからのものだった。ボクはすぐに親友のポンに連絡した。
「プリンセスが『塔』に捕らわれているらしい。すぐに行くぞっ!」「わかったポン!」
その塔というのはボクも知っていた。大昔に建てられたブキミな形をした石造りの塔だ。
38階建てで、100の部屋に区切られている。うわさでは、突然別の階に抜けられる不思議な『穴』もあるという。
でも、ただの石の塔じゃないか!こいつは楽勝だぜっ!
「あ、でも塔の中には、いっぱい石のブロックがおきざりにされているらしいポンよ?」
「石のブロック?そんなものじゃ何もできやしないさ!いくぜ、ポン!」
石のブロックか… でも、デデンって何者だ?
ボクはまだ見ぬ敵の脅威を感じつつ、プリンセスを救い出すために愛機『リフレクター』に乗り込み、プリンセスが幽閉されている『塔』へと向かった。
(取扱説明書より)