◆序章◆
光の天帝が生み出した兄神と妹神は、兄が海を、妹が大地を創り世界を誕生させた。 海の兄神と山の妹神によって作られた世界は、深く静かな海に囲まれた、緑豊かな大地。 そこで生まれた生命たちは神の恩恵を受け、平和に暮らしていた。 しかし、人間が地上に誕生してから海の兄神の心にある変化が起きる。
「自分の作り出した海には、人間のような生物がいない。原始的な生物ばかりで、暗く静寂に満ちた世界だ……。明るい太陽も、豊かな緑も、様々な生物たちも、すべては大地にいる……。」
それは「嫉妬」という感情だった。 やがて海の兄神は「全てを支配したい」というゆがんだ欲望にとらわれ、邪神となってしまう。 そして、世界の中心にある天界と地上を繋ぐ唯一のもの「マムスビのハシラ(魔結之柱)」を邪悪なものに変え、そこで邪悪な魔物たちを生み出していった。
海の兄神の愚行を止めるため、山の妹神と「八神一族」が立ち上がった。「八神一族」とは、大地の神である山の妹神を奉り、仕え、共に生きることを使命とした一族である。 彼らを代表する4人の勇者は「武四」と呼ばれ、代々「青龍」「白虎」「朱雀」「玄武」という名を受け継いでいた。
しかし、熾烈な戦いの末、山の妹神たちは敗れてしまう。そして妹神は天界へと戻され、「武四」たちは死者の住む国「黄泉の国」へと落とされた。
(取扱説明書より)