地面の下にめり込みダッシュ。
やあやあ、平坦道をバイクで走り抜けていくのは爽快ね(^^)
なあ、あのゲームおかしくないか? コースに関係なくただ真っ直ぐ走っているように見えるんだが…。
みどりちゃんはこのゲームが苦手なんですよね。 だからこんな地形を無視して直進できる裏技なんて使って…(¬_¬)
あ、哀れみの視線が痛いわ!(゜□゜;)
というわけで今回取り扱うのは『モトクロスマニアックス』です。 1989年にコナミから発売されたゲームボーイ用ソフトですね。コナミのゲームボーイ参入第1弾のソフトでもあります。
モトクロスバイクで制限時間内にコースを完走する、サイドビューのレースゲームなのよ。
モトクロスということはオフロードバイクなのか。 横スクロールのレースゲームとは珍しいな。
モトクロスは丘陵や斜面で構成された起伏に富んだダートコースを専用のオートバイで走るレースです。 滑ったり飛んだり跳ねたりと、迫力のあるレース展開を楽しめるんですよ(^^)
ま、このゲームだと現実のモトクロスより遥かにダイナミックなコース設計になっているんだけどね。
頂点が尖った小山。
小山が連続していたり、岩石があったり…。
勢いに乗せて駆け抜けるループコース。
360度のループコースがあったり…。
壁を使って上段へ。
壁を駆け上っていく場所まであるのよ。この世界では遠心力の吸い付きが凄いことになっているみたいね。
ずいぶん躍動的なことができるみたいだな。これは面白そうじゃないか。
次は機体制御について説明しましょう。 まずはアクセル。Aボタンを押すとバイクが走り出します。
アクセルはあるけどブレーキはないのよね。 とは言えこのゲームで止まりたくなる場面なんてまずないだろうし、基本的にAボタンは押しっぱなしでいいと思うわ。
各方向キーは機体の姿勢をコントロールするのに使います。 ジャンプの際に上キーを押していると少し高く飛ぶことができますし、空中にいるときは右キーを押すと時計回りに、左キーだと反時計回りに回転させることができます。
着地の瞬間は地面と平行になるように姿勢を維持するのがコツよ。 失敗すると転倒してしまうわ(^^;)
それと、走行中に左キーを押すとウィリーができます。 こちらは路上を塞ぐ岩石を乗り越える際などに使用しますね。
邪魔な岩はウィリーで乗り越えろ。
だけどボタンを押し続けるとひっくり返ってしまうから、加減が必要になってくるわ。
わりと細かい操作が要求されているんだな。 ところでBボタンの説明がなかったが、使わないのか?
Bボタンはこの後説明するアイテムを使用するために使いますよ(^^)
アイテムもあるのか。 もしかしてさっきから画面写真や映像に見えていたアルファベットのパネルがそれか?
そうそう、取ると種類に応じた効果が得られるのよ。
どれも漏れなく取っていきたいのですが、特に重要なのがニトロです。 と言うのも、ニトロで加速しないと届かないような場所があるんですよ。例えばこちらのループもそうですね。
ニトロの加速がないと届かない、着地点が絶妙に遠いループ。
おや、ループの中にもアイテムがあるぞ。 ニトロがなければこのアイテムも取れないってことなのか。
こういうところには制限時間を延ばすアイテムがあることも多いから、取り逃すと痛いのよね。
また、砂地ではバイクの速度が半減してしまうので出来るだけ避ける必要があるのですが、 そのようなルートを通るためにもニトロは必要です。ニトロを使った最適な進み方を見つけるのもこのゲームのポイントなんです。
なるほど、ニトロの使いどころを意識するのが重要なんだな。
それと、ニトロはたくさん溜め込んで登り坂で連発すれば空を飛ぶこともできるのよ。 これがとっても楽しいんだから(^^)
ニトロの推進力があれば空さえ飛べる。
それも遊び方のひとつですが…、ニトロを溜め込むということは使うべき時に使ってないということでもあるので、それをしようとすると残り時間が不足してしまうんですすよね(^^;)
お前がクリアできてない理由は絶対それだろ! 自分で難しくしてるんじゃないか(´Д`;)
う…。いやだって、ニトロでかっ飛ばすのが醍醐味なのよ? 多少の制限が付くとしてもやりたくなっちゃうのよ!(´Д`;)
苦手と言うか、性に合わないんだな…(´Д`;)
コースを無視ばかりして仕方ないですねえ(^^;)
でもまあこういった豪快なことができるのもまた本作の魅力です。
横スクロールのレースゲームと聞いたときはどんなものかと思ったが、バイクの挙動もコースも現実離れしたアクロバティックさだ。 これはもうアクションゲームと呼んでも差し支えないくらいなんじゃないか。
反射神経はあまり必要のない、場面に応じた適切な操作を覚えて上達するタイプのゲームです。 操作が忙しいので慣れるまでは何度も転ぶでしょうが、スムーズに走れるようになると楽しいですよ(^^)
コースは途中で分岐してることがあるんだけど、傾向として簡単な方はアイテムが少なくて路面も悪い不利なルート、難しい方はアイテムがたくさんある有利なルートに進めるわ。同じコースでも操作の習熟具合で見える景色が変わってくるのよ。
初めは無理だったとしても、上達して難しい方に行けるようになれば嬉しいだろうな。 どのルートを通り、どのアイテムを取ってどこでニトロを使うか。 タイム短縮のために色々考えて実践していくのも面白そうだ。
操作の種類が少ないから、場面場面で『こう動いたら上手くいきそう』っていうのはわりと気付きやすいのよ。 だから失敗しても失敗しても次は上手くできるかも?って考えて何度もやり直したくなっちゃうわ。
やや現実離れしているものの、バイクの持つ豪快さと繊細さはしっかり表現されていてやりごたえがあります。 時には慎重に、時には大胆に。このバランスが秀逸で夢中になれるゲームですね(^^)
時にはニトロで爆走するのも楽しいわよ!(^^)
力いっぱいめり込めば。
ところで最初にお見せした裏技ですが、半円状のループの中で真下を向いたときにニトロを使うと勢い余って地面にめり込んでしまうことがあります。 するとコースの影響を受けずに真っ直ぐ走れるようになるので、興味があったら試してみてください(^^)
初稿:2024年06月08日