ニンテンドーDSiが置き時計になりました。 今回はニンテンドーDSiウェアの『ニンテンドーDSi時計』を紹介します。
DSiウェアはニンテンドーDSi用のダウンロード販売サービスで、インターネット上の『DSiショップ』を通じてソフトを購入することができたんだ。
DSiショップの開設は2008年12月24日よ。 当時のフラッシュメモリの性能やコスト面の都合からパッケージのような大容量ソフトは扱えなかったけど、小容量のソフトを安価で提供することで独自性を出していたわ。
もちろん小容量・低価格だからと言ってクオリティまで低いわけじゃないわ。 手軽に楽しめる作品が数多く輩出されていたから、DSiショップが2017年3月31日をもって閉店した際は惜しむファンも多かったわね。
低価格路線を活かすためにゲームソフトだけではなく実用ソフトが多かったことも特徴的です。 『DSi時計』もどちらかというと実用寄りのソフトですね。
どちらかというと…な。 この言い方にはもちろん含みがあるわけだが、その追求は後に回そう。
DSi時計は最終的に3作品がラインナップしているわ。 2009年1月28日に『フォトスタンドタイプ』が、2009年4月1日に『ファミコンマリオタイプ』と『どうぶつの森タイプ』が配信開始されたわよ。
どれも特徴があるのですが、今回は『ファミコンマリオタイプ』をフォーカスすることにしましょう。
マリオの時計。
ファミコンマリオタイプは名前が示すとおり、ファミコン時代のドットマリオがモチーフになっているわ。
具体的には初代の『スーパーマリオブラザーズ』ね。
上画面には大きな時計が表示されており、それを背景にマリオがコースを進む様子が流れているデザインだ。
時間表示の方法はデジタル式とアナログ式があります。 デジタル型は12時間表示と24時間表示があるので、実質3種類から選べる形ですね。
これから各種機能を紹介していくけど、まずはもっとも使うであろうアラーム機能に触れておくわね。 アラームを鳴らす時間は3つまでセット可能よ。
アラーム音は3種類から選ぶことができる。 地上ステージの音楽、スーパースターを取った際の無敵中の音楽、そして水中ステージの音楽から好きなものを選ぼう。 ファミコンで流れていたものと同じ曲だが、どれも実際に使ってみると爽やかで目覚めが良いぞ。
3種から選べるアラーム音。
私のお薦めなんだけど、アラームを複数セットできることを利用して水中の音楽と無敵中の音楽を時間差で鳴らしてみて。 はじめにゆっくりしたテンポの音楽を流して、軽く目覚めたところでアップテンポな曲に切り替わるとスッキリ目覚められるわよ。
これらの音楽も十分素晴らしいのですが、さらに本体アプリの『DSiサウンド』を使うことで自分で用意した音源を使うこともできます。 本体機能を活かしていて隙がないですね。
スヌーズ機能も付いているから、自分に合った起床法を見つけてみるといいわ。
言い忘れたが、アラームは本体がスリープモードになっていてもちゃんと機能する。 省エネ対策もしっかりしているが、電源ケーブルを繋いでいないときはバッテリーの残量に注意しよう。
任天堂が出すマリオのゲームである以上、単なる実用ソフトでは終わっていない。 予想できていたかもしれないが、このマリオは自分で操作することができるんだ。
本作のマリオは自動で右へ右へと歩いているので振り返りや停止させることはできないのですが、Aボタンでジャンプ、Bボタンでダッシュができます。 上手く操作してコース上に散らばっているコインを集めましょう。
ブロックを叩くとスーパーキノコや毒キノコが出現するわ。 スーパーキノコと取ると巨大化してコインを取りやすくなるけど、毒キノコを取ると逆に縮んでしまうわよ。
他のゲームだとマリオが小さい状態で毒キノコを取るとミスになってしまうんだけど、本作では小さい状態だと毒キノコは出ないようになってるのよね。
そもそも本作にはミスという概念がないようだ。 進路を妨害する敵キャラはいないし地面に穴も開いておらず、さらには制限時間もないからな。
ゴールポールのような明確なクリア地点もないのですが、目的はあります。 コインを1200枚取るとエンディングを迎えるようになっているんですよ。
最後はピーチ姫が祝福してくれる。
1200枚と聞くと長く感じるかもしれないけど、プレイ時間にしておおよそ10分から20分くらいで達成できるわ。 いつでも中断と再会ができるから少しずつ進めても構わないしね。
コイン100枚ごとにマリオとルイージが交替する演出が入るから一区切りできるタイミングを作りやすいのよね。 だけどゲーム自体が面白くって、中断するよりそのまま一気にプレイしちゃうことが多いかな。
もし同じコースを続けるのに飽きたら、少しだけ時間を空けてみるのもいいだろう。 1時間ごとにコースモチーフが切り替わるようになっていて、草原、地下、橋の上、雲の上などなど、原作ファミコン版でもおなじみの様々なコースで遊ぶことができるんだ。
原作モチーフの様々なコースを駆け抜ける。
おあつらえ向きに時計機能も付いていることだし、タイムアタック感覚で遊んでみてもいいかもね。
まず、DSiを置き時計に見立てるアイディアが良いわね。 シックな佇まいでデスクの上を彩ってくれるわ。
本体機能である時計機能とニンテンドーDSiサウンドを活用しており、低容量かつ安価な価格を実現しています。
マリオの新作アクションゲームとしてみた場合、方向キーを全く使わずダッシュとジャンプのタイミングが全てという制限は存外面白い。 戻ってやり直すことができないため普段よりずっと正確な制御が求められるのだが、失敗してもペナルティは何もないため気軽に取り組めてつい延々と続けてしまうんだ。
私はジャンプ中に進行方向と逆のキーを入れて飛距離を制御する癖があるんだけど、本作ではそれができないからプレイ感覚が普段と違って程よく新鮮よ。
方向キーを使わず片手でプレイできるから、操作に集中しやすくて上達は早いかもね。
オートで走るマリオを制御するゲームは後に『Newスーパーマリオブラザーズ2』のダッシュマリオや『スーパーマリオラン』でも採用されていますね。 本作はその原型と言えるかもしれません。
『スーパーマリオラン』より。本作もマリオはオートで走る。
遊びと実用性を両立した安価なソフト。マリオファンならぜひ備えておきたい一品だな。
初稿:2025年03月23日