『あっぷるそーす』はコンパイルから発売されていたディスクマガジン『ディスクステーション』で展開されていたシリーズ群のひとつです。
ゲーム内容は画面上にあるオブジェクトをクリックしてその反応を楽しむというシンプルなものだが、 細かな作りこみとコンパイルらしい軽妙なノリが好評を受けてディスクステーションの定番タイトルとなったんだ。
一覧にすると圧巻されるタイトル数ね〜。
このラインナップから今回取り上げるのはVol.17に掲載された『森のクリスマス』のWindowsリメイク版。私も大好きな一作です(^^)
クリル6歳のクリスマス。
クリスマスイブの朝、森に棲む小人の女の子クリルちゃんはおじいちゃんにクリスマスツリーの飾りつけを頼まれる。
元気よく飛び出したクリルちゃんは無事にお役目を果たすことができるでしょうか。 皆さんも協力してあげてください(^^)
密やかに息づく森。
冬ということもあって、森はひっそりとして静やかな雰囲気ね。 さあ、この画面に潜む10個の飾りつけ用アイテムを探しましょう。
目を凝らせばこの画面に色んなものが置いてあることに気がつくはずだな。 まずはクリルの傍にこれ見よがしに置いてある段ボール箱でも開けてみるか。
10個のアイテムを見つけよう。
さっそくひとつ目が見つかりましたね。 ただ、このイベントはアッサリすぎて『あっぷるそーす』の真髄とは言えません。 もっと別の所…そうですね、橋を渡ったところにある枯れ草をクリックしてみましょう。
濃い顔の大根。
ダイコンのお化けが伸びてきたわあ! いつ見ても気色わるっ!Σ(´Д`;)
シュールだよなあ(´Д`;)
池に浮いているカエルも気になりますね。
カエルかと思ったら…。
こいつ、カエルと見せかけてピピルンとかいう謎の生物なのよ!Σ(゜Д゜;)
ここは奇怪生物の森なのか?(´Д`;)
このようにアクの強いキャラクターも多く登場しますが、クリルちゃんの可愛さも見逃せないです。 キノコの上で跳ねて遊んだり、木を登ろうとしてずり落ちたり、ひとつひとつのリアクションが微笑ましいんです(^^)
木をクリックするとクリルは登りだす。色んなリアクションを楽しもう。
さて、このゲームでお前らが特に好きな場面はどこかな?
私は『ブロッコリー音楽隊』がお気に入りです。 システム的にはサウンドテストなんですが、本作は音楽も素晴らしいんですよ(^^)
木の根元にあるベルをクリックすると現れる森の音楽隊。
私はミニゲームの『なぞなぞ』かしら。 答えを絵の中から探す方式で、簡単なんだけど癒されるのよね〜。
なぞなぞ使いの繰り出すなぞなぞを解けるか。
ああ、ミニゲームといえばもうひとつあったな。あの…。
『いしあつめ』ですねー(^^;)あれは…。
『いしあつめ』は飛んでくる石を避けて10個の星を集めるというミニゲームなんだが…。
分厚い弾幕に驚け。
石の物量が尋常じゃないのよね! まるで弾幕シューティングのようよ。ここだけ別のゲームになったかのように難しいんだわ!Σ(´Д`;)
コンパイル社内のシューターを満足させようとした結果、このような難度になったとのことです(^^;)
クリルの当たり判定は見た目よりだいぶ小さい。 無理に大きく避けようとせず、落ち着いて隙間を縫うことを意識しよう。
好きなように飾り付けよう。
そんなこんなで集めたアイテムをツリ―に飾ればお手伝いは完了よ。 思うまま好きな場所にデコレーションしちゃいましょ。
お手伝い終えたクリルちゃんは眠りに就きます。 クリルちゃんのところにサンタさんはやってくるでしょうか…? というところで本作はエンディングを迎えます。
こんなに頑張ったんだから、きっと来てくれるわよね。
そうだと信じています。 期待を抱えたままで終わるこの余韻が心地いいんですよね。
結末はプレイヤーの想像の中、というわけだな。
オリジナル版はDS Vol.9に掲載されている。
今回はリメイク版の方を紹介したが、実は現在プレイするならオリジナル版の方が敷居が低い。 リメイク版は希少なディスクステーション本誌を入手せねばならないが、オリジナル版は2018年現在ゲーム配信サイトのプロジェクトEGGにて配信中なんだ。
オリジナル版は画面で使われている色が白と青の2色だけなんだけど、銀世界のような幻想的な雰囲気が出ててこれがまたいいのよねー。
それと『いしあつめ』の難度も抑えめだ。誰にでも優しいゲームになっていると思う。
どちらにもそれぞれの良さがあります。 いずれもクリスマスシーズンにはプレイしたくなる一作ですね(^^)
あした、すべてのこどもたちがしあわせでありますように…
初稿:2018年12月24日
最終更新:----年--月--日