◆ストーリー◆
東京タワー。
今ここに、不思議な力によって、三人の少女たちがひきよせられた。 獅堂光、龍咲海、鳳凰寺風。
何のへんてつもない、ごく普通の中学生だった三人が出会った瞬間、絡められた運命の糸がまばゆくはじけた。
東京タワーが閃光に包まれる。
……この『世界』を助けて
……伝説の『魔法騎士』たちよ!!
美しくも不思議な声が、閃光の中で三人の少女たちに訴えかける。 眩惑する閃光が消えたとき、三人の少女は見知らぬ世界の”上空”にいた。 火山、海、空に浮かんだ山。明らかに東京とは異なる世界の空を、困惑しながら三人の少女たちは落ちていく。 次の瞬間、少女たちは、美しい翼を持つ巨大な魚の背に落ちた。 いや、受け止められたのだ。 巨大な『飛び魚』は少女たちを背に乗せたまま、しばし空を飛行したのち不思議な世界の大地へと降りる。 そしてそこには、杖をたずさえたひとりの少年が、静かに立っていた。
「おまえたちが伝説の『魔法騎士』なのか?」
少年の外観は10歳前後でしかなかったが、その落ち着いた口調と鋭い眼光からは、不思議な風格が感じられた。
光が、少年に問いかける。
「ここはどこなんだ!!一体わたしたちはどうしてここに!?」
「……ここは異世界『セフィーロ』。おまえたちは伝説の騎士『魔法騎士』となるべく、エメロード姫に招喚されたのだ……」
光の問いかけに、少年は語りはじめるのだった。
(取扱説明書より)