◆モンスタニア◆
-Super Famicom-



パッケージ表
パッケージ裏
ROMカセット
タイトル画面


タイトルモンスタニア
ジャンルマルチジャンルRPG
対応機種スーパーファミコン
発売元パック・イン・ビデオ
開発元ビッツラボラトリー
価格7,800円(税別)
発売日1996年9月27日


@短めRPG特集その4


  



不思議な生物が棲む島、モンスタニア。

文明と自然とが、共に息づく珍しい島です。

この島に、大陸から人が移り住んで20年。

ある日、島の中央にそびえる活火山「ダイヤモンドマウンテン」から、不思議な光体が舞い降りてきました。

それは、モンスタニアに初めてふりかかった不思議な事件の始まりだったのです。

主人公は妖精探しを続ける少年・フロン。そして、幼なじみの少女・ティア。

二人は、不思議な力を持つフェアリーストーンを巡って大冒険。

おちゃめな妖精・チッタも加わり、モンスタニアは爆発寸前!




さて、じゃあ俺はスーパーファミコン末期のRPG
『モンスタニア』について講釈を垂れようかな。

あら、ちゃんとRPGを用意してきたみたいね。

お前が変な脅しをかけるからだろうが!(´Д`;)ったく…。




A時代背景


スーパーファミコン時代は大作RPGのブームが長く続いた。
この1996年にはだいぶ沈静化してたように思うが、
それでも後に語り継がれる有名作品が多数出揃っているんだ。
以下にその一部を挙げるが、聞いたことがあるタイトルも多いんじゃないか?


発売日タイトル
1996年1月12日魔導物語 はなまる大幼稚園児
1996年3月9日スーパーマリオRPG
1996年4月5日ルドラの秘宝
1996年7月19日スターオーシャン
1996年8月2日大貝獣物語II
1996年9月20日ウィザードリィ・外伝IV 胎魔の鼓動
1996年9月27日モンスタニア
1996年12月6日スーパーファミコン ドラゴンクエストIII そして伝説へ…



ハードの熟成期は性能をフルに活かした作品が出てくるからねー。

32BIT次世代機のプレステやサターンが本格的に市場の主導権を
つかみ始めた時期とも重なりますが、大容量や壮大な物語が
もてはやされていた時代ですよね。

ところが、モンスタニアはその流れに逆らう希有な存在だったんだ。




Bクリアだけなら3〜4時間


モンスタニアは私もやったことあるけど、
かなり短い部類よね。

そう、モンスタニアはとてもコンパクトなRPGだ。
クリアするだけなら3〜4時間もあれば足りてしまうため、
コストパフォーマンスの面ではとても薦められるものではないのだが。

当時の評価も「面白いけど物足りない」ていうのが多かったわね。
時代背景もあるからしょうがないんだろうけど。

だからこそ今一度このゲームを見直してみようと思う。
今なら中古市場で安く買えるから値段の問題は度外視して、
出来具合そのものはどうだったのかを見てみてほしい。

あいさー。




CマルチジャンルRPG





二人合わせてフロンティア。彼らは幼なじみ。


このゲーム、「マルチジャンルRPG」という聞きなれないジャンルを
標榜しているが、その実態は「面クリア型SLG風RPGローグ仕立て
(パズル付き)」とでもいうべき代物だ。

全っ然意味が分からないんですが(^^;)




森で見つけた謎の石板。封印の中には何が?


言わんとするところはわかるるけどひでー表現ね(´Д`;)
「面クリア型」「SLG風」ってのはまあ、そのままの意味よ。
会話→戦闘→インターミッション→会話…を繰り返す流れで
進んでいくの。普通のシミュレーションRPGと同じシステムね。

「ローグ仕立て」というのもまあ、そのままの意味なんだが。
こちらが1つ行動すれば相手も1つ行動する、ターン制の
戦闘システムを採用しているということだ。
アクション感覚でスピーディーに動けるのが好感触だぞ。

戦闘以外に、このシステムでパズルを解く場面もあるのよ。
同じシステムで色々なことをやらせてくれるのがマルチジャンルたる
ゆえんなのね。




洞窟の最深部でフェアリーストーンを手に入れた。


一般的なRPGとは随分システムが違うんですね。




D心地よい軽さ





鉄鍋を被った不思議な少女チッタとのドタバタな出会い。


イベントは自動で進んでいくから、自由にマップを探索したり
買い物をしたりとかはできない。面クリア型という都合上、
自由にレベル上げをすることもできず、そのあたりに
RPGの楽しさを求める人には受け入れがたいかもしれんな。

でも余計な経験値稼ぎがいらないから物語に没入できるし、
いつも決まった場所で、決まった能力値での戦闘になるから
攻略にはプレイヤーの知恵と工夫がダイレクトに要求されるわ。
こういったやりくりを楽しむゲームなのよね。

ちょっとシンプルすぎるような気もしますけど、
既存のRPGの煩わしい部分を取り払って
ゲームに集中できるようになってるんですね。




フェアリーストーンを狙う2人組の正体は?


サクサク進みすぎるせいでプレイ時間が短くなるのが
問題なんだけどな(´Д`;)
ステージ数は30以上とそれなりの数が用意されているんだが、
それぞれイベントシーン込みでも10分かからないくらいだし。

コストパフォーマンスの悪さに文句が寄せられるのも
致し方ない話だわね(^^;)


Eいつまでも気軽に


モンスタニアは決して派手な物語ではないし、
特別なシステムもなければやり込み要素もない。
だがストーリー展開は早くステージがバラエティに富んでいるから
中だるみは感じないし、なにより「気軽」にプレイできる。
ここが最大のポイントなんだと思う。

大作RPGはユーザー側も食傷気味だったし、
大作すぎるゆえに再度プレイする気にならない事も多かったわ。
気が向いた時にいつでも気安い気持ちで帰ってこられるのが
モンスタニア最大の魅力なんだと思うの。
プレイ後は心地よい読後感のようなものがあるわ。

フルコースや満漢全席ばかりじゃ胃にもたれますから。
軽食をつまむような取っ付きやすさは必要ですよ。

小説や漫画のように、ゲームにも短編集があっていいじゃないか。
モンスタニアはそういうことを考えさせてくれた作品だった。




いざ、最終決戦へ!









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