時は未来、所は宇宙!
『コロコロポストニン』はスペースコロニーを舞台とした痛快アクションゲームです。
かっこよさそうなところだけ切り抜いたわね…。
テイク2!
え〜(´Д`;)
時は未来、所は宇宙!
『コロコロポストニン』はスペースコロニーの新聞配送所の娘『あかね』が、ぎっくり腰になった父親の
代わりに新聞を配達して回るドタバタ痛快アクションゲームです。
うんうん、それでいーのよ!
左が主人公の『未来あかね』、右が父親の『ゴーガイ鉄雄』。
かくして元気娘あかねは走り出す。
父親のため、そして新聞を待つお客さんのために…。
本作は当時めっきり数を減らしていた2Dアクションだ。 ステージに点在する郵便ポストに新聞を投げ込み、ゴール地点を目指そう。
ポストを探して縦横無尽。
上の画面だけど、ちょっとフィールドが傾いてることに気がついたかしら?
本作最大の特徴と言える部分ですね。
本作では主人公のあかねを直接操作することができません。
ではどうするのかと言いますと、代わりにフィールドそのものを回転させ、あとは重力に任せることで目的地まで
導くアクロバティックなシステムになっています。
当然地面の傾きを大きくすれば早く走るし、ひっくり返せば逆さまになって落ちる。 ポストには設置した状態で接触しないと配達したことにはならないため、坂道での飛び出しには要注意だ。
傾きを大きくすると敵を蹴散らすダッシュ状態になる。
動きに結構クセがあるからね(´Д`;)
慣れないうちは上手くポストに触れなくて
同じところを行ったり来たりしちゃうわよね。
とは言え、使うボタンの少ないシンプルな操作性なので慣れは早いと思います。 あかねは配達の時に『しんぶ〜ん』と喋るんですが、ミスがなく一連の流れで このボイスを連続で発生させたときのグルーヴ感がたまらないですよ(^^)
しんぶ〜ん しんぶ〜ん しんぶ〜ん。
新聞の配達を全部終えたらゴールの扉が開くわ。 タイムがなくなるまえに行かなくちゃ。…ふう、これで本当にステージクリアね。
リザルト画面。
財閥の娘だがヒーローを目指して新聞配達員になった『ソニア』。
あかねが密かに思いを寄せる『柿之本先輩』。
ライバル『ソニア』たちとの出会いを通じて成長したあかねは徐々に評判を上げ、 新たな地区にも販路を広げていきます。
ステージが進むにつれ、あかねの道行きは過酷さを増していく。 ダッシュで体当たりしないと倒せない戦闘自販機などの敵や走るスピードが落ちるぬかるみ、触れると制限時間が減るマキビシなどの 新しいトラップがどんどん追加されていく。
難易度の上昇に歩調を合わせるように、やがて物語は佳境を迎えます。 新聞配達を妨害するゴロツキたちを退治すると、その裏で暗躍していた『新聞を憎むもの』の 存在が明らかになります。その名も『電脳チリガミ団』!
思わず目を丸くする二人。
あかね達もその存在に驚きを隠せないようですよ!
呆れてるだけじゃないかしら…
主にネーミングセンスとか(´Д`;)
そいつらの目的は新聞という時代遅れの文化を葬ることだ。 そうすることでインターネットの利用が進み、人類が進歩できると考えているようだな。
その考えは少しわからないでもないけど、やり方が気に食わないわ! ゴロツキを雇って新聞を配達しないよう恐喝したりとか、この次の『めまい通り』ステージじゃ 重力制御装置まで操ってエリア全体時の重力を重くしちゃったり、傍迷惑でしかないもの!
その『めまい通り』ステージからゲームの難易度が急上昇する。 それまではトラップがあっても制限時間に余裕があるからゴリ押しでもわりと進めることができるんだ。 だがここからは接触すると一発でミスになるトラップが大量に設置されるようになる。
この回転する球体に触ると即ミスしてしまう。
勢い任せの攻略をしていると、まずここで足止めされますね。 スピードは控え、ゆっくり立ち止まりながら進むのがコツです。
ここまで大雑把にでも気持ちよく進めてきたのに、いきなり細かい操作を要求されるから
もどかしくってもどかしくって(−−;)
このストレスは電脳チリガミ団にぶつけてやるんだから!
このゲームの画面そのものを回転させるというシステムは、 1989年にタイトーがアーケード用に発売した『キャメルトライ』が基となっている。
画像はスーパーファミコン版より。
『キャメルトライ』では自機がボールでしたね。
だから直感的にはこちらの方がゲーム性をイメージしやすいだろう。 夏休みの工作でビー玉迷路を作った子供たちは多いと思うが、まさにあれと同じだ。 ポストニンであえて自機を人間にしたのは、その方が時流に合っていたからだろう。
2002年にもなってただのボールでは地味すぎるということなのでしょう。 女の子を主人公に据えて、面白いストーリーを乗せることが売るために必要だったんです。
見かけは変わったが、面白さの本質は損なわれていない。 アレンジによって懐かしくも新しい、少し不思議なプレイ感覚が味わえる。それがポストニンの魅力なんだな。
懐かしくも新しいというのは舞台設定にも言える話ですね。 ハイテクと義理人情を融合させた、未来宇宙なのに昭和時代さえ思わせるような雰囲気は独特の味わい深さがあります。 レトロちっくスペース義理人情とでも名付けましょうか。
なんだそりゃ(´Д`;)
ところでみどりこはどうした。さっきから姿が見えないが…。
画面酔いしてあっちで寝てます(^^;)
!?Σ(´Д`;)
キャメルトライは他に見ない操作性だけでなく、画面がグルグル回るゆえに 三半規管が弱い人は酔いやすいという、いろんな意味で人を選ぶゲームです。 ハマれば抜け出せない中毒性はあるのですが…メジャーになりきれない要因ですね。
少しでも具合が悪くなったらすぐに休憩を取るんだぞ!
うええええ〜〜(=Д=;)
初稿:2018年9月29日
最終更新:----年--月--日