◆ストーリー◆
(取扱説明書より)
◆ストーリー◆
あら、ミンキーモモのゲームなんてあったのね。この呪文ってことは『海モモ』か。
海モモ?
ミンキーモモは同じタイトルで1982年と1991年の2度アニメ放映されているんです。 区別するための通称として1作目が『空モモ』、2作目が『海モモ』と呼ばれていますね。
何でかって言うと、1作目のモモは空の国、2作目のモモは海の国の出身だからなのよ。 容姿も性格もそっくりだけど親戚筋の別人なのよね。負った使命も同じで、人々の夢と希望を守るために地上にやってきたの。
モモは地上で普通の家庭の子として暮らしながら、魔法で様々な事件を解決していきます。 そうして人々と触れ合うことで本当の夢と希望を見つけていくんですよ。
ほー、夢がキーワードになってるんだな。それでこのサブタイトルなのか。
気力が出ないというパパ。
今日から夏休み。どこかに遊びに連れて行ってもらおうと考えるモモですが、どうやらがパパの様子が変です。 話しかけても上の空で、心ここにあらずといった風ですね(^^;)
町のみんなが無気力になっていた。
どうやらママも同様だ。モモはつまらないと言って外に出てしまうが、他の人も無気力だったり不愛想だったり、何か良からぬ事が起きている予感がするな。
本当のパパとママから突然の通信。
すると、マリンナーサにいる本当のパパとママから緊急連絡が入るわ! やっぱりこの件には普通の人にはわからない原因があったのよ。
ママは、海の国マリンナーサのマフィア『バグー』がドリームパールを盗んで人間界に来ていると教えてくれました。 ドリームパールは10個集めることで何でも願いが叶う魔法の真珠、悪用されたら大変なことになってしまいます。
バグーは人の夢を食うらしい。人々が無気力になったのはこれが原因だったのか。 再び飛び散ったというドリームパールを集め、バグーの野望を阻止しなければならないな。
ドリームパールってさ…集めると願いが叶うことといい、そのあと飛び散ることといい、ドラ〇ンボールっぽいわよね(;'∀')
言いっこなしです(^^;)
新たな事件。
大変、宝石店に強盗が入ったらしいわよ! 犯人はもう逃走したみたい。
警官もやる気を失っている。
ちょうど近くに警官がいたが、案の定無気力状態で取り合ってくれないな(´Д`;) モモは自分で何とかしようとしているが、どうしようというんだろうか。
そりゃ、ミンキーモモと言ったら決まってますよ!(^^)
『パラリル、パラリル、ドリリンパ。ティアラン、ティアナン、マリリンパ。』
『ミンキータッチで…』
『婦警さんになれ。』
うお、変身したぞ!Σ(゜Д゜)
モモは魔法の力で色んな職業のプロに変身できるのよ! この変身シーンも見せ場のひとつだけど、ファミコンにしちゃえらく気合が入った描写だわΣ(゜Д゜)
カーチェイスで犯人を追え。
さあ犯人を追いかけましょう。 ここからミニパトを操作するサブゲームになります。 一般車や壁にぶつからないよう注意してください。
一般車は種類でスピードが違うから、まとまって出現すると避けるのが厄介ね。 てかこのスーパーカー、猛スピードで後ろから突っ込んでくるけどこれスピード違反でしょ!Σ(´Д`;)
お礼に好きな宝石をどれでもくれるという。
犯人を捕らえたお礼に店長が宝石をくれるそうだ。 ずいぶん太っ腹だな。 おや?このパールは、もしや…。
お供のクックブックが鑑定してくれた。
やっぱりドリームパールよ!こんなところにあったのね(^^)
このようにドリームパールは町で起きている事件を解決したり、子供たちの願いを叶えてあげたりすることで入手できます。町の中を歩き回ればヒントが見つかるはずですよ。
他もこんな風にサブゲームを攻略していくのかしら?
全てのドリームパール入手において発生するということではありませんが、サブゲームは幾つかありますね。 ではこれからそれらを見ていくことにしましょう。
アルバイトが来なくて困ったハンバーガー屋のために。
こちらは神経衰弱です。 右側にお客さんの注文が表示されているので、2枚めくった時に両方が注文どおりのカードだった場合に品物を渡すことができ得点となります。得点が規定のスコアに達したらゲームクリアです。
これ、どこに何があるかわからない一番最初が難しいわ(^^;) まずは失敗覚悟でどんどんめくるしかなさそうよ。
時間がかかると客が怒り出して帰って行くんだな(´Д`;) それに気を取られてカードの配置を忘れてしまわないように気を付けないといかん。
病気で寝込む男の子のために。
こちらは注射器とアンプルでビールスを退治するパズルシューティングです。 ビールスと同じ色のワクチンを打ち込んで消滅させましょう。
同じ色のビールスが隣にいると、そのビールスもまとめて消えるわね。 ボーナス点がいっぱい入ったわ(^^)
しかし間違った色を撃ち込むと逆にビールスが増えてしまうようだからよく狙わんとな。
少し危険ですが、それを利用して色をまとめるテクニックもありますね。
泥棒に入られた家のために。
今度は泥棒に入られた前後の2枚の写真を見比べて、何が無くなったのか指摘する記憶力ゲームです。
うー、この部屋は物がありすぎてわかりにくいわあ(^^;)
そこまでじゃないだろ…と言いたいが、写真がセピア調だから色で関連付けて覚えにくいんだな。意外と難しいぞ(´Д`;)
休業中の工場を探れ。
このような横スクロールアクションもあります。 工場長が無気力になったために稼働してない工場の一番奥に置いてあるというドリームパールを目指しましょう。
こいつは自動車の工場みたいだな。 乗ると移動するローラーやエレベーター、鍵付きの扉などそれらしいギミックがある。
でもプレス機の下を通るのは危険すぎでしょ!(´Д`;) 挟まれたら当然ダメージを受けるけど、状況を想像するにエグいわあ!
実はこのアクションステージ、本作屈指の高難度です(^^;) 初期ライフが5つあるので余裕そうに思えますが、ダメージを受ける場所が多いので無理をするとすぐにミスになってしまいますよ。
いつか向こうから来ると思っていたが。
終盤、ドリームパールが8つ集まるとバグーが現れて戦いを申し込まれます。 お互いに姿を見るのはここが初めてですね。
えっ、このちっちゃくて可愛いのがバグー? マリンナーサのマフィアなんていうから、もっと厳ついのを想像してたんだけど(^^;)
この姿…そうか、夢を食べるという伝説の動物バクがモチーフなんだな。 名前で察するべきだったか。町の人が豚みたいな象みたいな生き物を見たと言っていたが、バグーのことだったんだ。
バグーが待ち受けるという洋館へ。
バグーはドリームパールを賭けて町外れの洋館で戦おうと一方的に言い去ります。
こっちが8個なのに相手はたったの2個ってずるくない?(´Д`;)
全部そろえるためにはいつかぶつかる相手だ。受けるより仕方ないな。
アクションステージ再び。
洋館の中もアクションゲーム形式なのね。 ホラーな雰囲気でおどろおどろしいわあ・・・。
さっきの工場の時と違い、Bボタンを押すと魔法が放てるようになっています。 これでバクーの姿を模した白い像を破壊すれば次のステージに進めますよ。
幽霊の妨害が厳しいな…。
あ、幽霊は魔法で固めてから体当たりで突き飛ばすことができます。 この幽霊を当てることでも攻撃になるので使っていくといいですよ(^^)
黒幕あらわる。
うお、デカッΣ(゜Д゜;)
バグーが巨大化したのか!
でもやることは家具や幽霊を投げてくるだけね。 避けることに集中すればなんとかなりそうよ。
固めた幽霊を弾いてぶつけるのが攻略法です。 かなり強いですが、ここまで来ればあと少しですよ(^^)
戦い終わって、モモの願いは…。
ひととおりプレイしてみましたけど、どうでしたか?
失礼かもしれないけど、これがファミコンで出てたとは思えないくらいクオリティが高いわね。 顔グラフィックは良く似せてあるし。特にあの大きく描かれた変身シーンには驚いたわよ。
俺は原作を知らないが、一作のゲームとして良くできていると思った。 サブゲームの種類はどれも考えてあって楽しめたな。
ストーリーも原作っぽくて違和感がないしね。 この頃はキャラクターだけ乗せて内容が原作に沿ってないゲームもよくあったけど、これはちゃんとミンキーモモのために作られたことがわかるわ。
そうですね、原作ファンであろうとなかろうと楽しめるキャラクターゲームのお手本のようなゲームだと思います(^^)
思えばモモは私たちを写す鏡でした。 色んな職業になってみせて、大人になったら何になろうって思わせてくれました。
モモのかっこいい活躍を見て将来この職業に就きたいっていうのは考えたわね〜。
大人になった今でも、このゲームをプレイするとあのころ思い描いていた将来を思いだします。
ほう、何になりたかったんだ?
それはちょっと恥ずかしいので言えませんが(^^;) でも当時の想像と違う道を歩んでいても今こうして前向きな気持ちでいられるのは、モモを通じて色々な夢を見たからだと思うんです。 この気持ちはいつまでも忘れずにいたいですね。
初稿:2020年2月1日
最終更新:----年--月--日