今回は対戦格闘ゲームの草分け的存在の一つ、『アーバンチャンピオン』を紹介しよう。
一つというのは、草分け的存在と言われるものは1984〜1985年にかけて同時多発的に誕生していたからです。
だが当時は対戦といえどCPU戦がメインであり、対人戦が行えたのは『対戦空手道』と『アーバンチャンピオン』くらいのものだった。 このためリリースが早かったアーケードの『対戦空手道』を対戦格闘ゲームの元祖とする向きがある。
『アーバンチャンピオン』は惜しくも世界初の対戦格闘ゲームとはなりませんでしたが、家庭用としては先鞭をつける形となりました。
私、格闘ゲーム苦手なのよね…。自慢じゃないけど昇竜拳コマンドも決められないわよ(´Д`;)
そのあたりは心配いらないと思います。 本作のコマンドは上下段のパンチとガード、それにスウェーだけですからね。
後の時代の作品のように複雑なコマンド入力や深い駆け引きを必要としない。 ゆえに敷居が低く誰でも対等に遊べるんだ。むろん多少の反射神経は必要だがな。
どうだ?飛び道具はおろかジャンプや蹴り技さえないからな。 いくらなんだってお前でも大丈夫だろ。
小馬鹿にしてくれてるわあ(- -;)
これルールがよくわからないんだけど、とりあえず殴ってスタミナを削っていく感じ?
舞台はストリートファイト。
いえ、相手を右端まで追い込んで画面外に追いやるのが勝利条件ですよ。
スタミナはゼロになっても負けにはならないが、なくなると強パンチが出せなくなったり倒れやすくなったりするんだ。 パンチを出すだけでも減っていくから無駄な連打などは厳禁だぞ。
近隣住民の妨害。
上から植木鉢が降ってきた!?煤i゜□゜;)
家の前でうるさいく騒ぐものだから住人の人が怒っちゃったんですね。 当たると頭がクラクラしちゃいますからしっかり避けないとダメですよ(^^)
もう食らってるってば(´Д`;)
ぬ、今度はサイレンの音が聞こえるわ。
トボケる二人。
パトカーの巡回だ。 二人とも素知らぬ振りをしてやりすごそうとするのが微笑ましいな。
このイベントが起きたらまた中央から仕切り直しなのね。 もう少しでとどめを差せるって時に発生したら微笑ましいとか言ってらんないわ(´Д`;)
敗北者を待ち受ける黒い穴。
右端に穴が開いてるけど、何あれ。
ありゃマンホールの穴だ。このゲームは3本先取なんだが、 あの穴がデッドラインの役割を果たしている。背水の陣ってことだな。
相手をあのマンホールに落とせば勝ちですよ、頑張って!(^^)
祝福の紙吹雪。
やったぁ!勝ったわ〜!\(^Д^)/
おお、やったじゃないか。
おめでとうございます〜(^^)
ありがと〜(^^)
では引き続きチャンピオンを目指して頑張ってくれ。
…え?(゜Д゜)
本作では1人倒すごとにシンボルが貰えます。 46人を倒し139面に行くと表題であるチャンピオンのシンボルを得ることができるのです!(^^)
139面!?煤i゜□゜;)
あ、後半は本当に難しくなるから覚悟しとけよ。
頑張ってくださいね〜(^^)
レポートもよろしくです。
本当にやるの!? ちょっと体当たりすぎやしないかしら!?ねえ!(´Д`;)
えー、抵抗むなしく139面までやることになってしまいました(´Д`;) でもこの時はあれほど時間がかかるなんて思ってなかったわ…。
序盤のコツは割と早くつかむことができたわ。 相手の攻撃をスウェーでかわしながら、タイミングを見計らってガードをよけて強パンチ。 これだけでもある程度まではいけたんだけど…。
60面を超えたあたりから難易度曲線が赤丸急上昇Σ(゜Д゜;) 相手もスウェーを多用してくるようになって、カウンター気味の一発をもらうことが増えたわ。
攻撃のスピードも速くなってきて強パンチを打つ隙を見出せないから、 逆にこっちがスウェーのキャンセルから弱パンチを当ててコツコツ削る作戦に切り替えていくことにしたの。
ところがこの作戦はものすごく集中力を消耗して…。 あのね、このゲームは画面外に3回追いやられるとゲームオーバーになるんだけど、コンティニューがないのよ(´Д`;) 138勝するまでにたった2敗しかできないのね。
地味〜〜な読み合いを積み重ねて積み重ねて…。 精神がだんだん蝕まれていくのが自分でもわかったわ。
どんなにうまくいったとしても2時間以上はかかるのよ!!? むろん一発で達成できるもんじゃないし、ずいぶん長いことかかったわ…。
唯一の楽しみといえば、5人抜くごとに貰えるシンボルのグラフィックが変わることね。 それも再挑戦の時には何の慰めにもならなかったけど。
燦然と輝くチャンピオンの文字。
これがチャンピオンの証よ。 本当に苦労したわ…(^^;) 最後はもう失敗できないと思ったら、相手の動きがスローに見えたりもしたわ。 感覚が尖るってこういうことなのかしらね。とにかくやっと終了よ!
どうやらうまくやったようだ。これで苦手だと言っていた格闘ゲームも少しは克服できたろう。
みどりちゃんはコマンド技を出すことにとらわれ過ぎていましたからね。 格闘ゲームの基本はちゃんと相手の動作を見ることです。 そうすることで次の動作を予測することができ、有利な間合いで技を出せるようになるんです。
自分しか見えてないうちはまだまだ初心者だったということだ。 そこに気がつけば必殺技が使えなくても勝率はグンと上がるはずだぞ。 あとは反復練習あるのみだ。
物事の本質を知るには原点に帰ることも必要です。 格闘ゲーム最初期の本作は、それを知ってもらうために恰好の教材でしたね(^^)
初稿2019年12月21日
最終更新:----年--月--日