◆ドンキーコング3◆
-Family Computer-



パッケージ表
パッケージ裏
ROMカセット
タイトル画面
箱がボロくてすみません(^^;

タイトルドンキーコング3
ジャンルシューティングゲーム
対応機種ファミリーコンピュータ
発売元任天堂
価格初販:3,800円(税別)
再販:4,500円(税別)
発売日1984年7月4日




@茶番


3ね〜…、あれ、3?
どんなゲームだったっけ…。

おいおい…!?
お前は自他共に認めるドンキーコング大好き女だろ!?

お、おかしいわね…。
もちろん存在は知ってるしプレイしたこともあるんだけど、
記憶に靄がかかったように内容がね、思い出せないんだわ(´Д`;)

寄る年波ってやつですかね?

いつになく辛辣だわ!Σ(゜Д゜;)
てか、ここで一番年食ってるのはあんたでしょ…。

肴倉流捕縄術(さかなくらりゅうとりなわじゅつ)、妹背鳥!!
(`Д´)つ----C彡))Д´) ビターン

ぎゃーーーっ!!Σ(゜д゜;)

何遊んでんだお前ら…(´Д`;)




Aドンキーコングらしさとは


これから3の話をするわけだが、その前にひとつ確認しておきたい。
ドンキーコング前2作は非常に画期的なゲームだったというのは以前に話したが、 具体的にどういう点が新機軸だったのか覚えているだろうか?

そんなことまで忘れてないわよ。
アスレチック的な楽しさがある世界初のジャンプアクションであり、
それとゲーム内でどんどんストーリーが展開していくってことね。
ちゃんとしたエンディングがあるのも世界初だって聞いたことあるわ。

そうですね。
それがドンキーコングという作品に対する一般的なイメージでしょう。
ですが、3はそれらの特徴をいずれも持っていなかったんです。
それどころか、全く違う姿となってユーザーの前に現れました。




Bアクションゲームではなかった3代目





お尻に殺虫剤を撃たれまくるコング。




上の画像が渦中のドンキーコング3です。
前作『ドンキーコングJR』にてマリオの魔手から逃亡を果たしたコングが今回現れたのは、 このフラワーガーデンでした。
新主人公の『スタンリー』は暴れるコングと花を狙う虫達を撃退する役目を背負います。

殺虫剤のスプレーを噴射し、上から降りてようとしているコングを
一番上まで押し戻すか、一定数の虫を倒せばステージクリアになる。
花を奪われないよう守りながらのプレイ、これがなかなか難しいんだ。

任天堂としては珍しいシューティングゲームなのよね〜。




C目まぐるしい攻防





虫と野獣の大反乱で大混乱。




虫の数が多い!そして動きが速い!
攻撃すると爆発する蜂や近づくと特攻してくる蜂がうざったいし、
普通のスプレーじゃ倒せない芋虫の邪魔も厳しいわあ!Σ(゜Д゜;)
スーパースプレーはとっくに使い切っちゃったし、もうどうしたらいいのか!

はじめのうちはただボタン連打をしているだけで
クリアできてしまう緊張感のないゲームですが、
ステージが進むにつれてじわじわと本性を現してきましたね。
もう花を気にしてる余裕もなさそうです(^^;)

実のところ花を守ってもステージクリア時のボーナス点になるだけで、 全部取られてもミスにはならんのだがな。
時には見捨てることも必要になるだろう。

でも、ちゃんと花を守ることが目的なんですから(^^;)
避けと攻撃をなるべく同時に行うことがコツですね。
この立ち回りができるようになってくると俄然面白くなってきますよ。

序盤の展開がダラダラしているため面白さに気付くまで時間がかかるも知れないが、 『避けて撃って楽しい』というシューティングの基本はしっかり体現されているよな!

地味な見た目に対して熱いゲームよね!
すっごく難しいけど!(´Д`;)




Dドンキーコングの価値


今でも珍しい任天堂製のシューティング。丁寧に作られてはいますが
残念なことにあまり新しさを感じるゲームではないんですよね(^^;)
当時は新世代のシューティングゲームである『ゼビウス』が 全国のゲームセンターで大ブームを巻き起こしてるさなかで、 固定画面式の本作は時代遅れの感もありましたし。

エンディングがなくなったり、ステージごとの変化も少なくなったり、 前作から退化してる点も目立つな。
そりゃ当時こういったゲームはたくさんあったが、 時代の一歩先を行ってることがドンキーコングの価値だったはずだろ?

実は本作、遡ること2年前の1982年にゲーム&ウォッチとして発売された 『グリーンハウス』に非常に酷似しています。
ドンキーコングこそ登場しないものの、植物園を舞台とし植物を荒らす害虫 を殺虫剤で退治するという内容はまさにそのもの。
これをアーケード・ファミコン用にリメイクしたのがドンキーコング3ということなんでしょうね。 新しさを感じない理由の一つでもあります。




クラブニンテンドー特典『GAME&WATCH COLLECTION』に収録された『グリーンハウス』より撮影。




うーん、グリーンハウスはゲーム&ウォッチの中でも 傑作の部類だと思うし、シューティング要素を高めたアレンジも 良くできてると思うんだけど、別にドンキーコングを絡める必要はないわよね。
やっぱりドンキーコングの名前を冠するなら純粋なアクションとして 遊びたかったというのが本音かなあ。




Eアーケード版から消えた演出


とはいえ、個人的にはアーケード版は怖くてあまり遊べなかったことも あってファミコン版は結構楽しませてもらいました。
かえすがえすも面白いゲームないんですよ。
マーケティングが上手くいかなかったというだけで。

怖い?怖いって何が?

ファミコンへの移植に際して削られた部分なんですが、 アーケード版ではゲームオーバー時にスタンリーに蜂が群がり、 スプレー缶だけを残して跡形なく消えてしまうという演出が あるんです(^^;)




恐怖の人食い蜂。




これ…絶対食べられてるわよね!
この蜂は人食い蜂だったの!?
こわっ!こわーっ!!Σ(゜Д゜;)

怖いですよね〜。
昔負ったトラウマの一つです(TДT;)

そうよ…そうだわ!思い出した!
私もこのシーンがすごく怖かったのよ。
私の虫嫌いはこれがきっかけだったんだわあ!

怖さのあまり無意識下に記憶を封印していたのか…(´д`;)




Fシリーズは休眠へ


そういえば、任天堂がはこのゲームに力を入れていたのかどうか疑問があるんだよな。
当時ファミコンソフトはチラシやテレビCM等の広告をバンバン打つのが当たり前だったんだが、 このゲームはあまり宣伝されていなかったような気がするんだ。
俺の記憶違いかも知れないんだが。

アーケードの出足の鈍さを見た任天堂が広告費をかけなかった というのはあるかもしれませんね。前2作はディスクシステムでも書き変え専用として早々に供給されたのに、 この3は最後まで移植されることがなかったのは大きな売り上げが見込めなかったから、 なのかもしれません。あくまで推測ですけれど。

ドンキーコングほどのネームバリューがあれば、
宣伝すればするだけ売れそうな気もするんだけどねえ。

任天堂がどういう戦略をもって本作をリリースしたのかはわからん。
だが、この3で停滞してしまったドンキーコングシリーズは この後10年もの間新作がリリースされない冬の時代を迎えてしまうことになる。

こちらが停滞している間に、分家したマリオシリーズが大ヒットしてしまうんですから、 なんとも皮肉な話ですね。

軒を貸して母屋を取られるとはこのことね…。
でも、ドンキーコングのシリーズはこのまま終わらないわ。
さっき言った10年後に大きな転機が訪れて、見事に復権を果たすことになるんだけど…。
その話もいつかやりたいわね〜。








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