◆ドンキーコング◆
-Family Computer-





タイトルドンキーコング
ジャンルアクションゲーム
対応機種ファミリーコンピュータ
発売元任天堂
価格初販:3,800円(税別)
再販:4,500円(税別)
発売日1983年7月15日




@ファミリーコンピュータと共に


ファミコンローンチ3大タイトルの一つは、
日本発ワールドワイドゴリラのデビュー作でした。

元々は1981年にアーケードで稼働したゲームだから、
正確にはその移植作になるがな。
ドンキーコングは当時から人気があってゲーム&ウォッチ版も
大いに売れていたし、ファミコンが出た時点で既に有名な
存在だったことを付け加えておこう。

ファミコンは家庭用ゲーム機としてはかなり後発だったから、
キラータイトルとしての期待がかかってたんでしょうね。

今となってはピンとこない人もいるでしょうけど、
アーケードのゲームの移植は本当に大変なことだったんですよ。
ファミコンの性能は当時他にあった家庭用ゲーム機では
逆立ちしても敵わないほど高度なものだったんです。




Aライバル機と比べて


ああ、それはあんたが貸してくれた『きこりの与作』とかを
遊んだことがあるからよく分かるわあ(´Д`;)
ファミコンはカセットビジョンからたった2年しか経ってないとは
思えないくらい高性能だったわよね。




ファミコン登場までは一番のシェアを持っていたカセットビジョンから『きこりの与作』。
解像度がかなり低いが、一応これもアーケードからの移植である。


しかもそのカセットビジョン、買ったのがファミコンが出る少し前
だったんだろ?そりゃ驚きも一入だろうさ(´Д`;)

な ん で そ ん な 時 期 に 買 っ ち ゃ っ た の ?

う、うわーーん!(TДT;)




B宮本茂の出世作


…はぁ、脱線してないでドンキーコングの話に戻りますよ。
このゲームは宮本茂さんの初ディレクション作品でもあります。
当時のゲームになかった新機軸がたくさん盛り込まれて
いるんですよ。

固定画面のジャンプアクションはおそらくこのゲームが初だし、
ゲーム内でストーリーを展開させたのも初めてじゃなかったかと思う。
もっとも、これは主にアーケード版でプログラミングを担当した
池上通信機の功績も大きいがな。




Cマリオにとってもデビュー作


ドンキーコングにさらわれた恋人のレディを
マリオが助けに行くのよね。

ストーリー性があれば感情移入度も高まりますから。
正義の徒が悪を討つ展開となればなおさらでしょう?

いや、そもそもレディがさらわれたのはマリオがレディとばかり
仲良くすることにペットのコングが嫉妬したせいだからな。
とても正義の徒とは呼べないだろ…。

え、そんな三角関係のもつれが!?Σ(゜Д゜;)




Dステージ1





建設中のビルに逃げ込んだドンキーコングを追え。




このゲームのステージ数は全3面と少ないが、
いずれも違った個性があって飽きさせない。
最初は鉄骨と樽のステージだ。

コングが転がすタルをジャンプで避けつつ、最上段を目指しましょう。
やっぱりドンキーコングと言えばこの面ですねえ。

タルをジャンプでかわすのは意外とスリルがあって爽快なんだよな。

ハンマーでタルをぶっ壊すのも快感よ!(^^)




Eステージ2





上段を渡っていくと楽な面。




ステージ2はリフトとジャッキのステージです。
ステージ1とは打って変わって足場が少ないんですよね。

後のマリオのゲームと違ってちょっとした段差から落ちただけで
ミスになるから高さには注意しろよ。
なぜかビョンビョン飛び跳ねているジャッキはタイミングを
見計らってかわすんだ。

あのジャッキが跳ねる音が最高に好きなんですよね〜(^^)




Fステージ3





ついに追い詰めた。




最終ステージ、これはビルの屋上でしょうか?
追い詰めたものの、体格差のあるコングと直接戦うのは無理です。
ここは鉄骨を繋ぐ8本のボルトを引っこ抜いて、コングの足場を
崩してしまいましょう。

火の粉に似た『おじゃま虫』という名前がそのまんまの敵がいるが、
こいつは一定時間ごとに増えるから速攻で始末してしまおう。




レディとの再会。




全部のボルトを抜くと、支点を失った鉄骨が崩れてコングが
落下するわ!そして感動の再開のシーンが…。




Gアーケード版との違い


…といったところで2週目に入るわけだが。

余韻を感じてる暇もありませんか(^^;)
まあ、慣れれば5分で1週でちゃいますからね。

ファミリー層に売ることを考えたらこれで十分だと思うけどね。
実際にファミコンユーザーからは好評を受けていたし。
まあ、アーケード版を知ってる私としてはガッカリもしたんだけどさ。

ああ、50m面がなかったからだな。




H削られたステージ


そう、このファミコン版はアーケード版に忠実な移植のようですが、
決定的に違うところがあるんですね。
実はアーケード版ではステージが4つあったんですよ。

容量の都合で元のステージ2が削られてたのよね。
あのベルトコンベアー面が大好きだったのに!
最初はバグか何かかと思ったわあ!(TДT)




削られたアーケード版のステージ2.




このゲームはそこにこだわるかどうかで評価変わるよな…。
移植された3ステージの完成度はかなり高いと思うんだが。

結局、ドンキーコングの完全な移植が未だにないのが問題なのよ。
この後の移植はこのファミコン版が基準になっちゃったでしょ?
バーチャルコンソールアーケードには一応期待はしてるんだけど
一向に配信する気配がないし…。
看板作品のオリジナルくらいどうして用意できないのかしらね。




Iファミコンの礎


ファミコンは発売後1年の間に300万台以上を売り上げる大ヒット商品
となるのですが、このソフトはその売り上げを大いに牽引しました。
今作に登場したドンキーコングとマリオは後々まで主演作が作られる
ほどの人気キャラクターに成長し、任天堂ひいてはゲーム業界に
とってなくてはならない存在となっていきます。

アーケードゲームと遜色ない品質のソフトを作り、量より質を
重視する任天堂の戦略は大成功を収めた。
やがてファミコンソフトは全部で1,200本超もの数が作られたが、
本作はその原点であり、試金石でもあったんだ。








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